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NOW: Everything Toronto

Louie LouieをLouieとLouieに分割してしまうほどの小さくてみすぼらしいステージ上で気取ったやつら、その音楽に耳を傾ける多くの人に尋ねると、カバーバンドとバーは塩と酢、ハグとキスのような密接な関係があるようだ。

しかし、パンクカバーバンドMe First and the Gimme Gimmesのメンバーにとってはこれは全く当てはまらない。 半分聴いていない酔っ払いで溢れた場所で演奏する代わりに、彼らはWarped Tourのようなギグへと道をはぐらかし、ミュージカル・ナンバー、オールド・ソフト・ロック・バラッド、ごく最近ではカントリーの名曲から選び抜かれた楽曲のみをパンク・ロック調で演奏し続けた。

我々が今まで何百回も聴いてきた曲をどうやってこれほどまでに楽しく変えられるのかを尋ねると、シンガーのSpike Slawsonは当惑しているように見えた。

「わからないな。俺達は本当に気にしたことがないんだ、なぜかってね。俺達はちゃんと練習しないんだよ。10日だとか12日だとかそれ以上やってると飽き飽きしてくるだけだしね。」

よくわからない連中だ。 おそらくこの無頓着な感じがうまくいっているのだろう。 何にしろパンク界のスーパーグループ ―名声高きNOFXのFat Mike、LagwagonからはDave Raun、Joey Capeをもフィーチャリングしている― は素晴らしい発見をしたのだ。 若者の親達が好んだ古い曲を演奏するのはグレイトなアイデアである。

Slawsonはこう説明する。

「バンドを始めたくて、ライブをやったり飲んだりして楽しみたいんなら、カバーが最善だね。 なぜなら自作曲のステージってのはやたら時間を食っちまうからな。」

「作り出したものの99%はゴミなんだ。 でも、それをセットリストに加えないように言うやつはいないだろ? 俺もたぶんそうなるって分かるんだよ。」

つい最近ギミギミズは、Johnny CashやDolly PartonさらにはDixie Chicksさえも含むカントリー・ミュージックの精鋭達から1%の上質なものを選び集めた。 しかし彼らは、Goodbye Earlを歌うことは、例えばElton JohnのRocket Manを歌うことと同様に過激だと思ったのだろうか?

「一度帰ってNew York Dollsやニューヨークの70年代初期のストリート・ロックを聴いてみれば、カントリー・ミュージックが基本的にはロカビリーからいろいろと削ぎ落としたようなものだとわかるよ。 YesやEmerson, Lake & Palmerぐらい過激ってのが答えかな。」

「80年代のカリフォルニア(Social Distortionと関係があったかもしれない)では、流行りを追い求めるパンクキッズはHank WilliamsやJohnny Cashに熱中していたんだ。」

ギミギミズはあらゆるジャンルから選曲でき ―ロック・バラッドやもしかしたら次はジャズのスタンダードに手を出すかも― そして彼らの人気あるカバーの方式はそれをよいものに仕上げる。 残念なことに、彼らはみんな他のプロジェクトや家族のことで非常に多忙であるため、地方を回るのは現実的ではない。

トロントのショーに関しては、Slawsonはたくさんの馬鹿げたことをするだろうと私に約束した。 メンバーは単におもしろ半分でバー・ミツバで演奏し、Ruin Jonny's Bar Mitzvah(Fat Wreck Chords)と呼ばれるライブレコードのためにライブショーを録音するのだろう。

しかしSlawsonは、みんなが思ってたほど悪くはならなかったと私に教えてくれた。

「俺達がグラス一杯のワインを頼むと、いつもジョッキでくるんだよ。 マジでやっかいだったね。 客は何を期待していいかわからないから、かなり冷たい待遇だった ―少なくとも無関心だったやつには悪い印象を与えたね。 でもそれからみんな飲み始めると、立ち上がって踊りだしたんだ。」